故人が教えてくれることを受け止める時間
「生きる道」に立つ時間
葬儀には三つの意味があると先生に教えていただきました。
一つ目は、もう故人に会うことができないということをしっかり受け止める時間。
二つ目は、死は決して他人ごとではないということを教えてもらう時間。
三つ目は、もう生きている故人には会えないけれども
仏様として出あいなおす時間であるということです。
仏様とは私に阿弥陀の本願を伝えてくださる存在です。
阿弥陀の本願とは、私のいのちにはたらいている
「必ず救う。絶対に見捨てない」という願いです。
もっと噛み砕いて言えば「大丈夫」ということです。
仏様の「大丈夫」という呼び声である
「南無阿弥陀仏」をいただき、
残されたあなたには「私を生きる道」に
立ってほしいというのが葬儀にかけられた願いです。